
かけあしでやってきた秋。いつのまにか夏より高くなった空に、優しくなった太陽の光に、夏の余韻に浸っていた私は慌てて毛布を引っ張り出したくらい…。今週担当の中野です。大活躍していたジューサーの音も、ケースに積み上げられたソーダの空瓶も徐々に減り、店もすっかり秋モード。さつまいものお茶やりんごのミルクティー、温かい紅茶のカクテルが店内を秋の甘い香りに包んでいます。今回は私なりに考えた美味しいコーヒーについての出来事を書きたいと思います。
多分お隣の国のご出身と思われる常連のお客様で、いつも人数分のアメリカンコーヒーをご注文。そして一緒にお湯を頼まれ、カップに入ったお湯に少しずつコーヒーを足して透きとおるくらいに薄まったコーヒーをそれぞれで楽しむ。果たして美味しいのだろうか…。ふと気になって試してみることに。へぇー、もうすでにコーヒーではなくて麦茶みたいな香ばしいお茶の味。こだわりの喫茶店だったらきっとマスターに怒られてしまうような飲み方だけど、彼女たちは彼女たちなりのコーヒーの楽しみ方を知っている。そのことがとても素敵だなーと思えた出来事。実は私もコーヒーがあまり得意ではありません。でもコーヒーの香りはとても好き。子供の頃から毎朝父がドリップするコーヒーの香りがわが家の朝の香りでした。いくつになってもミルクたっぷりのカフェオレが一番美味しいコーヒーの飲み方だと思ってますし…。本当はベストな状態でお客様にお出ししている1杯だからそのまま味わって欲しいと思う反面、それぞれの楽しみ方でどうぞと思う気持ちもあります。いわゆるカスタマイズ。お店のこだわりも打ち出しつつお客様のこだわりも受け入れていく、そんなサービスができたらいいなと思います。
かけあしで過ぎていく秋。変わりゆく季節をゆっくりと、それぞれの時間でお楽しみください。

2008/10/04
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